昨日は、先生が古希を迎えられたので、Sさんのおうちの
茶室で記念茶会を開催しました。 みんなで懐石をちょっとづつ持ち寄って大徳寺重でいただいたのですが 素人集団とは思えないうまさ!みんなありがとう〜。(特にSさん!) Sさんが用意してくれたお椀が赤漆なんだけど蓋だけ金彩で菊が描かれていて 真蒸からあがる湯気のしずくがその絵をみずみずしく見せてとても美しかった。 真蒸も超うまくて感動です。 お重のほうは、肉、魚、野菜で美しく彩られていて10品以上もあった。 特においしかったのは、生麩を中心につくねと揚げで巻いた強肴。 出汁が染みてとってもよかった。 うちの実家から送ってもらった銀杏や、Sさんが用意してくれた肉、 築地でかってきた慈姑(くわい)にタラの芽と少しずつだったけど めでたく、そしておいしいものばかりでした。 その後にみんなでお茶をいただきました。 Sさんの家の茶室は、寸法的にちょっと?なんじゃないかと思われてたけど、 10人ぴったり入れたし、お茶を点てる人も結構点てやすそうに見えた。 ここで先生にお茶杓をプレゼント。 ヤフオクで見つけたやつなんだけど黒田正玄が削って 中村宗哲が高台寺蒔絵を施し、即中斎が「無事」と銘をいれたもの。 無事の意味は本当は違うんだけど、先生のこれからの健康を お祈りしてこれにしました。 すごい喜んでいただいてよかった! というわけでこの茶杓をそのまま使わせていただくことに。 なぜか最初は、お薄を飲むことになって Sさんの超立派な遠山蒔絵の大棗を使用。 蓋の内側には住吉蒔絵みたいな景色、立ち上がりには桜と楓の蒔絵と 素晴らしい逸品でした。 お菓子は、船橋の馬込沢というとこにある春日野というお菓子屋さんの 梅の練りきり。うめのワンポイントが素敵。 茶碗は京焼だと思うけど桜の金彩。ぽってりしていい茶碗でした。 最後に茶杓をあらためて拝見。菊と桐の蒔絵がとても美しかったです。 続いて濃茶をいただく。こちらは日本橋高島屋にある柳桜園の 祥雲の昔を使用。すごい濃いお茶でしたが、それでもあまり苦くなく 素晴らしいお茶でした。 昨日1日準備していて思ったのは、お道具の取り合わせって よく季節感とか行事にちなんでとかいうけど、本当にムズカシイ。 とりあえず今は手元にあるものを持ち寄るしかない状態では 風情のある茶会を開くのは難しいものだと実感しました。 先生のところでは何月は何と決まっているけど、 これからこういう会があったらもっと自分ならではの取り合わせを みつけていきたいものだと実感しました。
by wachabi_dozeu
| 2005-02-12 12:00
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