最近、本屋に行くとまず、茶道コーナーにいってしまうほど
あいかわらずの状態が続いています。 ヤフオクの本だと、たぶんそれ以外、ほとんど世の中に出回ってないと 思うので買ってしまうのですが、本屋の本は基本的にどこでもあるし ほんとにほしけりゃアマゾンで買いますわ〜。ということで 少しづつ立ち読みしてます。 その中でよく見るのが箱書について書かれた本。 この本のすごいところは、中身そっちのけでひたすら箱と箱書について ほりさげているんです。 その本の中に名物だったか唐物の茶入の話があり、さすが銘品だけあって、 すごい内容でした。 本体、本体の箱(いわゆる挽屋)、挽屋の箱、挽屋の箱の箱、 蓋が3セット、そして蓋の箱 仕服が3セット、そして仕服の箱、 本体の台(堆朱)、台の箱、 本体のいわれと思われる掛け軸3本 で全部を収納する箱、 などなど、本体は10センチぐらいのものなのに、 最後の箱は1メートルぐらいあるのです。 マトリョーシカみたいに、次から次へとでてくる箱たち 箱という付属物によって、価値が形成される この世界の経済観念ってある意味、すごい高度。 よく、お金の価値は信用によって形成されているといいますが お道具の世界は、ある意味、その究極形ともいえるんじゃないかと思います。 もちろん、利休が形成した侘びの世界と反するのでは? という批判的な意見ももっともであるんですが、 そういうマーケットが長きにわたって維持されてきたのは、やはりすごい! (でも利休がそういうマーケティング戦略の首謀者の気もしますが・・・) 最近、広告の世界に生きている私にとって、 このマーケティング/ブランディング戦略は どこか学べるものがあるんじゃないかと思うのです。
by wachabi_dozeu
| 2005-01-28 02:15
| 茶道具ばなし
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