さて「のんこう」である。
知らない人にはなんのことやら・・・。 でも、知っている人でも、なんで「のんこう」なのかはわからない。たぶん。 のんこうとは、陶器の窯元、楽家の三代目道入の別名(愛称?) 楽家とは千家十職の中でも特に重要な職家のようで、利休が、秀吉の作った聚楽第でお茶を点てるため、長次郎に命じてお茶碗を作らせたので、後に聚楽第の「楽」を名乗るようになったといういわれがある。 そして三代目道入は、1599年から1656年に没するまで作陶を行っていた 楽家の中でも名工と言われる人物である。 ちなみに表千家三代目家元、宗旦と同時代の人物で、結構この人のプロデュースも大きかったのではと思う。 というものこの「のんこう」という不思議なネーミングがそれを物語っている。 宗旦と道入が一緒にお伊勢参りに行った際、たまたま寄ったお茶屋が「のんこ」という名前だったらしい。 それでその店の裏手にちょうどいい竹があって宗旦はその竹を切り、二重切りの花入れを作ったそうだ。宗旦はその花入れをお茶屋の名前から「のんこう」と名付けたというわけ。 どういうわけかこの花入れが道入の所持となり、家で使っていたわけだが、そのいわれを知っている人々がそれをみて道入のことを「のんこう」と呼ぶようになったということだ。いまでも楽家には、この花入れがあるんだって。 うーんなんかこの話、変! だって陶芸と全然関係ないじゃん! もっとさ〜、道入の名工ぶりを称えたネーミングにしようよ! セブンイレブンの裏手の竹藪から取ってきた竹で花入れをつくったら 七十一と名付けるに違いない!この人たちは。 なんとなくがっかりですが、以前のコンテンツでのんこうについて調べてみたいと思ったら、手に取った「茶道雑誌」に偶然、載っていて、この巡り合わせはすごいなというのが今回の調査のまとめです。 乱文申し訳ないです。
by wachabi_dozeu
| 2005-01-07 21:43
| 茶道具ばなし
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