ヤフーオークションにはまっているせいで、うちのG4には、いろいろ不思議な単語が登録されている。たとえば「なかむら」と入力すれば「中村宗哲」。「らく」と入力すれば「楽吉左衛門」という感じ。これですぐその名前で検索できるという訳。
この単語登録は千家十職といって主に表千家にいろいろ道具を納入している専門職人集団の名称を一発で出すための策。昔の人の名前ってPCじゃなかなか変換しにくいから、登録したんだけどつもりつもってそれなりのリストになってきてしまった。 その単語登録リストの中でも私的に地味なのが「こまざわ」と入力してでてくる「駒沢利斎」。 この駒沢家は指物師といって、くぎを使わず木とかを組みあわせて何か道具をつくる(おおざっぱな表現)という職をおこなっているんだけど、いろいろ見ていると、かなりその仕事の範疇は広いみたい。 お手前をするための台子などの棚類や棗などのお茶入れや香合の木地などなど、要するに木で何か作る場合は、なんでもこいといったような感じなのかな〜? 調べたところによると現在は15代目駒沢利斎で、4代のとき、千家の出入り職人となったらしい。とすると1700年頃なので表千家では如心斎のころ。さすが如心斎! 伝統だけじゃなくて新たな息吹を吹き込むためにいろいろ努力している感じがします。 そして、駒沢家の歴史の中でも、単なる指物師にとどまらなかったのが6代駒沢利斎。 春斎という別の名前を持っていて漆芸もやっていたみたいです。とここまで調べてようやく、ふと思うことがありました。というのも最近ヤフーオークションで利斎&春斎のWネーム棗(金輪寺型)が結構と高い値段でとりひきしているのを見ていたので、不思議に思っていたんだけどそんな古いひとだったんだ!と納得。1800年ごろの作品だから町人文化が花盛りのころだったんでしょうか?職人って完全分業で自分の領域以外はやらないのかな〜と思っていただけにこの自由さはおもしろいですね。
by wachabi_dozeu
| 2004-12-28 04:06
| 茶道具ばなし
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