最近、ヤフーオークションにはまっている。
本物かどうかは怪しいけど、なんだかそれらしいものもあるのも確か。その辺の真贋はおいといて、いろいろ発見したお道具のことを本やらネットやらで調べてみようというこの企画。今日の車窓からのごとくお道具からお道具へと渡り歩いちゃいましょ〜。 最初は表千家七代家元の如心斎。 この人は江戸期に茶道を盛り上げた茶人で、表千家では、利休にならんで、尊敬されている存在。だから利休を命日に偲ぶ利休忌とならんで如心斎を偲ぶ天然忌という茶会があるんですね。 まあ、茶道の世界には偉い人(家元)のお好みが価値を生むという理念?がありますが、如心斎も如心斎好みの棚だとか棗だとかいろいろいまだに伝承されています。さてさてどんなものがあるんでしょうか? まず、如心斎が生きていた時代ってどんな時代なの?ということで調べてみました。生まれたのは1705年で、亡くなったのが1751年8月13日(たぶん旧暦)。亡くなったのが47才とはずいぶん若い。その時の将軍は暴れん坊将軍こと徳川吉宗。ひょっとして新さんとつながりがあったりして!(ないない) その時代は政治も安定してきて三井家とか鴻池家(三和銀行とかの人)などのお金持ちがでてきていて、茶道はたしなみとしてもてはやされていたみたい。だから結構いろいろなお道具があるんでしょうかね。 そんな中発見したのが、如心斎のおふでによる「花月」という掛け軸。なんとまぁピンポイントな逸品! というのも、「花月」とは如心斎が茶の湯の精神、技を磨くためにつくった作法である七事式の一つ。これが本当に花月の時にかかっていたらびびちゃいますね。 花月ってくじ引きをして順番にお茶を飲んだり、点てたりする作法。要はいつでもお手前できるように心構えしときなさいよ。ということだと勝手に解釈してますが、花月の時、お茶を点てる人が「花!」とか飲む人が「月!」だとか叫ぶのが結構すき。 ほかにも且座(さざ)とか茶カブキとかいろいろあってゲーム性のある遊びですね。 ちょっとお茶屋遊びっぽい雰囲気かな?(行ったことないけど) あとは、如心斎が作ったという赤楽茶碗(銘あけぼの)も発見! ほんとかな〜という気もするけど、二代後の表千家九代了々斎の箱書き付きなので割と信用できそうな気もします。 もの自体も結構良さそうな風合いがでていてかなりいい感じ です。飲みやすそうだし、じっくりみてみた〜い。 そのほかには如心斎好みという訳でもないでしょうがノンコウ作の黒茶碗や駒沢利斎作の沓舟花入なぞを発見! ノンコウやら駒沢利斎についてはのちのち調べることにしよう!というわけで今日はこの辺で!
by wachabi_dozeu
| 2004-12-27 00:16
| 今日のヤフオクから
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